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応援企業紹介|株式会社O3dining

※〈応援企業紹介〉の記事では、就職氷河期世代の方々をはじめ、就職や転職活動に向き合うみなさんを応援する福井県内の企業を紹介していきます。採用に対する企業の考え方や、転職経験のある方々の体験談から、ぜひ明日に向き合うヒントを見つけていただければ幸いです。

今回は、福井県福井市を拠点に、飲食事業や宿泊事業を展開する株式会社O3diningの大岡さんと中野さんにお話をお伺いしました。

■社長のお話|大岡 亮平さん

ー大岡さん、本日はどうぞよろしくお願いします。さっそくですが、現在御社で働かれている従業員さんの人数とおおよその年代構成を教えてください。

よろしくお願いします。

いまうちで働いてくれているスタッフは全部で20人くらいですね。

正規雇用のなかだと6:4くらいの割合で男性のほうが多いです。飲食事業をやっていて料理には力をいれているので、(調理職は男性比率が高いため)自然と調理場は男性が多くなります。

パートで来てくれているスタッフは圧倒的に女性が多くて、割合的には2:8くらいかな。年齢もパートだと20前半、25歳までくらいの年齢のスタッフが多いです。

正規の従業員となると、40代が一番多いですね。次が30代かな。

ーありがとうございます。普段の採用はどのような形で行っていますか?

そうですね、正規で募集はかけていますけど、結局雇うことになるのってこれまで何かしら一緒に仕事をしたことのある人だったりとか、縁のある人たちなんですよね。調理場のスタッフなんかもほとんどそうです。

実はアウトドア施設のオープンのときも、全く事前のつながりがなかったのって今日来てくれている中野さんだけなんです。他のスタッフは何かしら以前からのつながりがあったような人たち。

お店のアルバイトに来てくれている子を正社員に誘うこともありますし、そういう意味でもその人がどんな人かわかっている人が結果として一緒に働いてくれることが多いかもしれないです。

ー採用の際に大事にしていることや、求職者の方に求めることなどはありますか?

これまでの話と重なるところもありますけど、やっぱり「縁」みたいなものは大事にしていますね。

「楽しい」っていう感覚を伝染させていきたいとも思うので、そういう意味では楽しみを共有できる人かどうかも大事です。

ぼくは一緒に働いている以上は目一杯付き合っていきたいですし、社長だからといって威張りたくないし、同じ目線で遊びたいとも思ってます。

時代に逆行する部分もあるし、巻き込まれるほうも迷惑でしょうけど(笑)

でも本当に、もしうちを辞めて別の会社にいった社員がいたとしたときに、「いい会社だったな」と思ってもらえる自信はあるんですよ。

毎日同じことを繰り返していれば変わらず給料をもらえる時代。

新しいものを持ってくるといろいろ調べて考えないといけないし大変な思いをすると思いますけど、それが本当の楽しみなんやっていうのがぼくの沈黙のメッセージではありますね。

ーこれから就職活動や転職活動に向かわれる皆さんに、大岡さんからお伝えしていただけることがあればお願いします。

少なくとも自分が興味を持てる、好きと思える仕事をしたほうが人生は絶対豊かになると思います。

ぼくもただただ料理が好きで続けてきたら、それが「手に職」になった。

いま何かの拍子に会社が倒産してしまっても、たぶん職には困らないと思います。

それくらい、手に職があるということは強みになる。

なので、まずは自分が本気になれる仕事を見つけていただくこと。

好きなことを見つけたら、一生懸命やってみる。

シンプルですけど、それが大切なことかなと思います。

ー大岡さん、ありがとうございました!

■転職経験者へのインタビュー|中野 共子さん(42)

ー中野さん、よろしくお願いします。O3diningに入社されるまでの来歴を教えていただけますか?

よろしくお願いします。

高校を卒業したあと、進学と迷ってインテリア関係の会社に就職しました。

2年ほど働いてアパレルの仕事に転職して、そこから10数年ほど働きました。

そのうちに親が体調を崩してしまったので、介護のために会社を辞めて、家業の手伝いをするような形になりました。

しばらくその生活が続いてたんですけど、そろそろ就職しようかなっていうときにSNSで(O3diningの)広告が流れてきて。

パートさんメインの募集ではあったんですけど、社員は募集してないのかなとか働き方とかいろいろ聞いてみたいことがあったので問い合わせてみたら、いつの間にか採用まで進んでたという感じです。

ーどんな内容の求人広告だったんですか?

当時新しく始まるアウトドア施設のオープニングスタッフの募集でした。

ただ、会社の系列店にはお客さんとして行ったこともありましたし、「あのお店か」という感じでした。

元々別のアウトドア施設でもパートをしていたこともあって、アウトドア自体も好きだったというのもあります。

ーありがとうございます。会社の中ではどのようなお仕事をされているんでしょうか?

これまではビュッフェランチを担当していたんですけど、サービスの切り替えがあっていまはカフェで接客サービスの担当です。

状況によってやることがどんどん変わるし大変なときもありますけど、変化があるほうが自分にとっては楽しいです。

食事に関する企画をつくったりもしています。自分がつくった企画に来てくれたお客さんが喜んでくれたときはやっぱり嬉しいですね。

ー未経験の仕事をすることに不安はなかったですか?

募集自体がオープニングスタッフの募集だったので、基盤がすでにできていてそこに未経験者として入るよりは入りやすい状況だったと思います。

みんなスタートラインが一緒だろうなと。

一気に何かを覚えないといけないのはすごく大変だと思うので、わからないことが多くて手探りだったとしても少しずつ覚えていくほうがまだよいかなと思っていました。

ー郊外の施設ということもあって通勤に時間がかかったりもすると思うんですが、就職先を決める上でどんなことを重視されていたんでしょうか?

たしかに通勤に3、40分はかかるんですけど、以前にパートに行っていたところはさらに遠かったのでそのあたりはそれほど気にならなかったですね。

それよりも楽しそうっていう気持ちのほうが大きかったです。

給与の条件よりも、そういう部分が大事だったのかなと思います。

ー最後に、これから転職活動や就職活動に向かわれるみなさんに、中野さんの経験などからお伝えいただけることがあれば、よろしくお願いします。

自分の経験も踏まえてなんですけど、女性はある程度の年齢になると家庭や子どものことで人生が左右されることが多いと思います。

なので、せめて仕事は自分が興味のある分野で選ぶことが大事かなと思います。

「やりたい」と思ったことがあればまず動いてみて、その先に何かいい縁があればいいのかなと。

ー中野さん、ありがとうございました!

【応援企業情報】

株式会社O3dining
所在地|福井県福井市大手2丁目5番10号
TEL|0776-27-2008
WEB|https://o3dining.jp/