応援企業紹介|山田技研株式会社
※〈応援企業紹介〉の記事では、就職氷河期世代の方々をはじめ、就職や転職活動に向き合うみなさんを応援する福井県内の企業を紹介していきます。採用に対する企業の考え方や、転職経験のある方々の体験談から、ぜひ明日に向き合うヒントを見つけていただければ幸いです。
今回は、雪国の冬を支える道路雪氷対策を中心に、防災や環境エネルギーなど様々な分野における技術開発を行う山田技研株式会社の三崎さんと徳永さんにお話をお伺いしました。
■採用担当者のお話|三崎 幸恵さん
ー今日はよろしくお願いします。いま、山田技研さんでは何人くらいの方が働いてらっしゃるのでしょうか?
いまは10人が働いております。弊社は基本的に正社員での採用ですので、全員が正社員です。
40代50代が中心で、一番若い社員でも30代半ばですね。就職氷河期世代の方が何人も働いています。
ー年齢層が高めなのは領域的に専門的な仕事が多いためでしょうか?
いろんな要因がありますけれども、やはり中途採用で入社される方が多いということですね。今まで身につけて来られた技術や経験を発揮していただくということもありまして、どうしても20代より上の方が多くなります。
新卒採用も行ってはおりますが、弊社の業務内容が専門的ということもあり、なかなかいい出会いが少ないというのが現状でした。しかし、来年4月に新卒の入社が決まっており、とても嬉しく思っております。
ー採用にあたって、何か基準のようなものはありますか?
基準というほどのことはないですが、少人数の会社ということもありまして、ものづくりなどの経験のある方が多く入社していただいてますね。経験のある方のほうが会社としても助かるということももちろんありますが、入社される方の負担も少なくなりますし、スムーズに仕事に就いていただけるのではないかと思っています。
また、常に積極的にチャレンジしていく方を歓迎しております。
ーこれから転職や就職に向かわれるみなさんにメッセージをお願いします。
みなさんこれまでにいろんな経験をされてきていると思いますが、ぜひその経験とか技術を生かせる仕事に就いていただけると(特に弊社のような専門領域を扱う会社においては)即戦力として活躍できるのではないかなと思います。全く同じ分野でなくても応用できることがある仕事に就ければ、お互いによいと思います。
私自身は、意欲的な方で協調性があって、自ら行動してくださる方とお仕事がしたいなと。この会社で言えば、お客さんから直に要望を聞いて応えていく仕事なので、言われたことだけするというよりは、自ら考えていく、提案するというのが大切かなと思います。
ー三崎さん、ありがとうございました!
■転職経験者へのインタビュー|徳永 透さん
ーよろしくお願いします。徳永さんはこちらの会社に入られてどのくらい経つのでしょう?
もう10年ほどになります。自分も中途採用での入社ですね。
ーそれまでの来歴を簡単に教えてください。
東京でSE(システムエンジニア)として採用されて働いていたんですけども、結婚して子どもが生まれるっていうタイミングで福井に帰ってきまして。戻ってきた当初は自動車販売の会社に転職して社内SEという形で入ったんですが、ソフトウェアを開発するっていうよりはどっちかっていうと社内の調整とかそういうところが中心になって、自分の持っているスキルをあんまり生かせていないなと思うようになりました。それでまた転職を考えて、1年ぐらいしてからいまの会社に転職するという流れになります。
ーシステムの維持管理というよりは、新しいものをつくっていくというところにご自分の経験を活かしたかったということですね。転職活動の際にほかの会社についても検討されたかと思うんですが、その中で山田技研に決めたのはなぜだったんでしょう?
システムづくりだけじゃなくて、ハードも含めた製品を作っているっていうところにちょっと興味がありましたね。システムっていうと事務のソフトウェアが中心だったんですけど、それだと形になって納めるものではなくて。でもここではセンサーという形になったものを作って納めているので、どういう会社なんだろうというところに興味を持ちました。
ー実際に働いてみて、こちらでのお仕事はいかがですか?
プログラミングから、テストとか納品まで全部自分1人でやることが多いので、その辺はSE時代とは違いますね。
大きいチームやってるときはお客さんの声が直接聞けるっていうことはあんまりなかったんですけど今はお客さんと面と向かって打ち合わせをするとか、良かったところや悪かったところっていうのを直接聞くことができるんですよね。それは全然違いますね。
やることは結構裁量が大きい分責任も大きいんですけど、面白い仕事ではあるなと思います。
ー転職を経たことでやりたい仕事に出会えているように思えるのですが、転職活動を行うにあたって何か準備したことなどありますか?
自分の持ってるスキルの棚卸っていうか、自分はこれまでどういうことをやってきたかなっていうことを改めて整理する時間はとりました。あとはどういう雰囲気の会社に入りたいか、そういうところもある程度自分で方向性を決めて、いろんな会社に訪問していってますね。会社の規模とかはあまり考えてなくって、会社の雰囲気が一番大事かなと思ったので。
ーそれはやはり働き方も含めてということですかね?
そうですね。東京の会社だと夜中の11時とか12時ぐらいまで残業ということも普通にあったんでそれもちょっと大変で。今はもう6時半とか7時ぐらいには家に帰るようになってますから、その辺のバランスも取れて良い状態だと思います。
ー最後に、これから就職や転職活動に向き合っていくみなさんにお伝えいただけることがあればお願いします。
はい。自分の持ってるスキルとかこれまで経験したことって、自分では大したことないと思っていても、他の人に話すと意外と重要なスキルだったり経験だったりするってことが結構あるんですよね。なので、まずは自分でこれまでの経験を見直してみて活かせるところがないかなっていうのを探してみることが大事かなと思います。
文章を書くことが好きとか、昔理科が好きだったとか、それだけでも全然いいと思います。自分の興味の湧くところがどこにあるかをしっかり見つめればそれが強みになりますし、そこに合った会社に転職できたりもするのかなと思います。
ー徳永さん、ありがとうございました!
【応援企業情報】
山田技研株式会社
所在地|〒918-8015 福井県福井市花堂南2丁目5-12
TEL|0776-36-0460
WEB|https://www.yamada-giken.co.jp/