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応援企業紹介|株式会社たからや商店

※応援企業紹介 の記事では、就職氷河期世代の方々をはじめ、就職や転職活動に向き合うみなさんを応援する福井県内の企業を紹介していきます。採用に対する企業の考え方や、転職経験のある方々の体験談から、ぜひ明日に向き合うヒントを見つけていただければ幸いです。

今回は、福井が誇る日本海の恵みをEC(ネット通販)で全国へ届ける株式会社たからや商店の宝山さんと塚谷さんにお話をお伺いしました。

■採用担当者のお話|宝山友紀さん

ー宝山さん、今日はよろしくお願いいたします。現在御社のEC事業は何名ほどの規模で運営をされているんでしょうか?

事業全体としては5〜6人体制で運営を行っています。

現場で作業をしたりするメンバーは4名、そのほかに在宅でWEBページの管理を行ってくれている人や、本業を持ちながら隙間時間でお手伝いしてくれる人がいます。なので5〜6人。

現場の4名のうち、お客様の注文受付や商品の発送をしてもらうスタッフが3名、今後の戦略であったり新商品の開発を私がしていることが多いですね

繁忙期は私も受注や発送のほうに入ることもあります。

ーここでは従業員のみなさんはどのような働き方をされているんでしょうか?

弊社の場合は、スタッフは全員パートさんなんです。9時から15時半というのが基本的な就業時間ではあるんですけど明確に決まっているわけではなくて、極端に言えばその日の仕事が終わったら帰るという感じで。

繁忙期はちょっと無理をいって時間を伸ばしてもらったりもするんですけども。

みんな30代から40代の子育て世代なので、それぞれの事情で早めに帰らないといけない日は早めに帰ったり、そのあたりは自由にしていただいています。

子どもも同じくらいの年齢なので、子どもの話題や相談事を通して従業員同士のコミュニケーションはとれているんじゃないかなと思っていま
す。

ー採用はどのように行っているんですか?

基本的にはハローワークですね。最近はハローワークでも募集が少なかったりするので、WEBの求人媒体も併用してみています。

求人もネットで検索する方が多いみたいで、実際に応募していただける方はWEBからのほうが多いかもしれません。

ー採用をされるときに基準にしていることなどはありますか?

弊社の場合は規模が小さい会社なので、他のスタッフさんときちんとコミュニケーションを取れるような方であったり、みんなと仲良く仕事ができるような方だったらいいのかなというふうに思っています。

採用のタイミングとしては人の入れ替わりのときが多いですね。あとは売り上げが伸びるとお客様の対応や出荷作業も多くなってくるので、それで人材を増やそうかということもあったりします。

でもやっぱり、会社にとって適切なキャパってあるじゃないですか。人を増やせば仕事が楽になるかといったら、そうでもないなと思うこともあったんですよね。

最初は売り上げを伸ばそうと思ってガンガンやってたんですけど、それでみんなの負担が大きくなるんだってことに気づいて、単純に人を増やせばいいということでもないんだってこともわかりました。

自分の会社にあった売り上げやキャパをちゃんと見極めて、利益を残しながらもみんなが快適に仕事ができるような環境をつくっていかないといけないなと思いながらやってますね。

ーこれから転職や就職に向かわれる方へ、メッセージやお伝えいただけることがあれば、お願いします。

いま弊社の仕事を在宅で手伝ってくれている方がいます。

元々は結婚を機に会社を辞めて県外にいくということになっていたんですが、色々と話をするうちに「これって在宅でもできるんじゃない?」ということにお互い気づいて。今までは職場に来て当たり前だと思っていたのに、意外とできちゃうんですよね。

その方は体調面での不安も抱えていたので、在宅での仕事は働く環境としてもちょうどよかった。対人関係で悩むことも少ないし。

今までずっとやってきたことが当たり前ではなくなって、いろんなことが多様化してきている時代。

その多様化に対して、会社も変化していかないといけないんじゃないかなと思います。

つまり、これから仕事を探す際にも、今の環境の中で自分にできることがきっとあるはずだと思うんです。それこそ会社とのマッチング、巡りあいがうまくいけば十分に働けるんじゃないかなって。

ー宝山さん、ありがとうございました!

■転職経験者へのインタビュー|塚谷浩子さん(40代)

ー今日はよろしくお願いします。さっそくですが、入社されるまでの経緯を可能な範囲で教えていただけますか?

私の友人がこの会社と仕事上のつながりがあって、私が一人目の子どもを産んで仕事を探しているときに紹介してもらったのがきっかけですね。

入った時はまだ通販事業が始まってなくて、ガス事業のお手伝いでした。

子どもが保育園から帰ってくる時間があるからそんなに長くは働けなくて、終わりは16時ぐらいでという感じで入社しました。

仕事内容というよりはどういう条件で働けるかみたいなことを当時は考えていましたね。時間的にちょうどいいかなって。

二人目を産んだ時に一度辞めたんですけど、その子を保育園に入れようかなという時期にまた声をかけてもらって。今度はガスじゃなくて、ネット通販を始めるからって。

ー働き始めてから、どんな仕事をされているんでしょうか。大変なことはありましたか?

いまはネットから受けた注文に対してのメール送ったり、それを伝票を出したりといった通販関係の作業をしています。

伝票を見ながら発送もして、発送が終わったら発送メールを送る。一連のそういう流れを担当しています。

仕事内容が大変ということはあまりないですが、実は一度辞めようと思った時期もあって。

子どもが小学校に入った時期は16時まで働かなきゃいけないっていう環境が結構大変だったんです。

自分の中でもいっぱいいっぱいになっちゃって、辞めさせてもらおうと思いました。

代わりの従業員を入れてその子に引き継ぎをするという流れだったんですけど、そうこうしているうちに結構時間の融通もきくようになって、働きやすくなったこともあってそのまま在籍しています(笑)

職場のみんなと自分の考えをちゃんと話せるようになったことはよかったと思います。

いまでは(関係性的にも)子どもの予定に合わせて気兼ねなく休めるようになって、すごく助かっています。

ーこれから転職活動や就職活動に向かわれるみなさんに、塚谷さんの経験などからお伝えいただけることがあれば、ぜひお願いします。

子育てもしながら働いてるお母さんってすごく時間に追われています。家に帰ってからもバタバタして、イライラして、それで子どもに当たってしまうっていう人は結構いるんじゃないしょうか。

だからやっぱり働く環境は大切だと思うんですよね。私の場合は、時間にちょっと余裕をもって働ける場所。

お金が必要なのもすごくわかるんですけど、子どもが小さいうちは子どもとの時間を優先したいなって個人的に思いますね。

学校の行事も全然行けずに子育てが終わってしまったっていう人も聞くし。
そういう仕事の選び方も、大切なことだと思います。

ー塚谷さん、ありがとうございました!

【応援企業情報】

株式会社たからや商店
所在地|〒 910-0067福井県福井市新田塚2丁目34−16
TEL|0776-37-4883
WEB|https://www.takaraya-himono.com/

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