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応援企業紹介|幸三郎ウェディンググループ

※応援企業紹介 の記事では、就職氷河期世代の方々をはじめ、就職や転職活動に向き合うみなさんを応援する福井県内の企業を紹介していきます。採用に対する企業の考え方や、転職経験のある方々の体験談から、ぜひ明日に向き合うヒントを見つけていただければ幸いです。

今回は、福井のウェディングシーンを支える幸三郎ウェディンググループから、企画編集や採用を担当されている對馬さんと、グループ会社「ララプリマドンナ」でウェディングコンシェルジュを務める春岡さんにお話をお伺いしました。

■採用担当者のお話|對馬冴滝さん


ー對馬さん、今日はよろしくお願いいたします。さっそくですが現在、幸三郎ウェディンググループでは現在何人くらいの方が働かれているんでしょうか?

いまグループ全体では70名ほどの従業員がおります。

グループの大元として(株)岩本貸衣裳店があり、さらに(株)ローズガーデンとビジュアルファクトリーインターナショナル(株)という二つの会社があります。

ウェディングに関する事業はほとんどカバーしていて、ローカルでこれだけ内製化しているのは大手でも珍しいかもしれないですね。

ー近年の採用状況について教えていただけますか?

最近だと割合的には新卒採用のほうが多く、中途で入る人は少なくなっています。

本当は中途も採りたいんですが、業界全体として中途採用の動きが止まっていますね。土地柄もあるのかもしれませんが、中途でウェディングをやりたいと声をあげてくださる方になかなか巡りあえていないのが現状です。

コロナの影響もあるかもしれません。

ー経験がない方にとってはハードルの高い業界という印象があるのでしょうか?

ウェディングってすごく特殊な仕事に見られがちなんですけど、そんなこともなくて。取らなきゃいけない資格があるわけではないんです。

例えば友達のグループの中に誕生会とか忘年会の幹事をうまくやれる人っているじゃないですか。そういうタイプの方はすごくプランナーに向いてるんですよね。

こうやったら相手が喜んでくれるとか、これをやったら絶対あの場は盛
り上がるよねとか、ある意味その辺の妄想力に長けている方は特に。

ある一定の社会経験さえあれば結構通用するっていう部分が少なからずあると思っています。

これから話を聞いていただく春岡なんかはまさにそういうタイプの人間です。完全中途採用でブライダル経験全くなし。でもお客様への提案力は半端じゃないですよ。

ー必ずしも業界での経験がなければいけないというわけでもないのですね。

新採用の社員にもよく言うんですが、人の立場や気持ちに立って考えられるかどうか、ということが大事だと思っています。

事務的な仕事だとしても、接客サービスの仕事だとしても、誰かと共に、人と関わりながら仕事をする事って非常に多いですよね。

人を相手にする仕事になればなるほど、大事なのは相手が喜んでくれるかどうか。

相手の気持ちを図りながら、そこに対して行動ができるかどうか。

それは新卒も中途もあんまり関係なく、仕事力のベースになるんじゃないかと思います。

ーこれから転職や就職に向かわれる方へ、メッセージやお伝えいただけることがあれば、お願いします。

就職がうまい人、転職の仕方がうまい人ってすごく少ないと思うんです。日本の教育の仕組み的にそうなってしまってるじゃないかと思うんですけどね。

就職が決まらなかったら、それだけで社会から脱線してしまったようなプレッシャーを感じてしまう。

でも、自分がやってきたことに自信をもってチャレンジしていってほしいですよね。

自分自身もこの歳になって、時間の有限性をすごく感じています。

くすぶったまま人生の時間を過ごすよりは、何かやりたいという思いに向き合える環境なのであればチャレンジしてみてほしいと思います。

1箇所がだめなら2、3箇所目と探してみてほしい。どこかで芽がでる気がするんですよね。

数を打ってみる。言うは易しですが。(会社に)入ってみないとわからない部分もあるので、頭でっかちに考えすぎず行動してみるというのもひとつなんじゃないかなと思います。

ー對馬さん、ありがとうございました!

■転職経験者へのインタビュー|春岡希代美さん

ー今日はよろしくお願いします。さっそくですが、入社されるまでの経緯を可能な範囲で教えていただけますか?

ウェディング業界に入る前は県外でテニススクールのインストラクターをやっていました。現場を離れてからはそのまま受付業務の方に移って、8年ぐらい勤めましたね。

年齢が30代半ばぐらいになったときに家族や地元の友達から「もう帰ってきてもいいんじゃない」っていう声があったりして、それで福井に戻ってきました。

はじめは普通にアルバイトをしてたんですけど、幸三郎ウェディングで働いてた友達が声をかけてくれたんです。

私は全く未経験だったんですけど、「絶対向いてると思うから」って。

すぐ面談があって、そのときに社長と常務と当時の式場の支配人さんから「きっと式場の方が向いてるよ」と言ってもらって、式場の方に配属されました。

「マーケ」という、式場の魅力をお客様にお伝えして提案販売する仕事だったんですが、すぐに認めていただくことができて、入って1年ぐらいで管理職になりました。

ーすごいです。現在は異動されて別の部署にいらっしゃるんですよね?

10年を区切りに、「ララプリマドンナ」っていう式場紹介と結婚式のプロデュースを行うグループ会社に異動しました。

自社式場の中だけに留まらず、やはりお客様を一番に考えて、お客様のニーズに合った結婚式を提供するというところに力を入れていこうと。

お客様によっても様々な事情がありますが、結果的にみなさん結婚式挙げてよかったと絶対言ってくれるんです。

ご時世的には結婚式離れも増えている中で、それでも結婚式を挙げてほしいと。それならもう式場がどこであれ、本当にお客様の望む結婚式を形にして、結婚式のよさ良さを伝えていきたいという気持ちでいます。

ーすごく順風満帆にも見えるのですが、大変だったことはありますか?

辛いことも多かったですね。もちろん嬉しいことはその100倍あるんですけど。

とにかく最初の3年はがむしゃらにやってきたと思います。

入社当時でそこそこの年齢ではあったので、周りからはそれなりに見られるじゃないですか。でも知識も全くないまま入ったので、もうひたすら勉強の日々でした。

一回り以上年下の子にでもいろんなことを聞いて、教えてもらって、ブライダルのことを学びに行ってました。

全てはお客様のために良い結婚式を作りたいという思いだけですね。その方に良い結婚式を挙げてもらうために、みんな一生懸命やってます。

若いプランナーが頑張っているのを見ると自分が同じ年代のときにこんなことできたかなって尊敬する気持ちもありますね。

ーこれから転職活動や就職活動に向かわれるみなさんに、春岡さんの経験などからお伝えいただけることがあれば、ぜひお願いします。

この会社に入ったとき、自分の可能性を私じゃなくて周りが見つけてくれることがすごく多かったんです。

それってやっぱり、いろんな人と働いていろんな人と話していろんなことを教えていただいたからこそだなと。

仕事を通して周りから認められることでどんどん成長していくと思うので、今の自分にはこれしかないと思っている人でも、本当はもっといろんな可能性があるはず。ぜひ自分の可能性を広げてくれる人を見つけていってほしいなと思います。

ブライダル業界、特に私たちの会社はグループの中に本当にたくさんの仕事を抱えているので、そういう意味でも自分の可能性を見つけやすいと思います。

いろんな方の考えを聞いて、みんなで大きい一つのことを作り上げるって、終わった後の達成感はやっぱりすごいですよ。

それが必ず、今後の励みになると思います。

ー春岡さん、ありがとうございました!

【応援企業情報】

幸三郎ウェディング group(株)岩本貸衣装店
所在地|〒 910-0004福井県福井市宝永4-1-7
TEL|0776-24-6434
WEB|https://kouzaburou.jp/


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