応援企業紹介|明和工業株式会社
※〈応援企業紹介〉の記事では、就職氷河期世代の方々をはじめ、就職や転職活動に向き合うみなさんを応援する福井県内の企業を紹介していきます。採用に対する企業の考え方や、転職経験のある方々の体験談から、ぜひ明日に向き合うヒントを見つけていただければ幸いです。
今回は、災害防除や災害復旧を主な目的とした法面保護工事を専業とする明和工業株式会社の坪川さんと山崎さんにお話をお伺いしました。
■採用担当者のお話|坪川由美子さん
ー今日はよろしくお願いします。さっそくですが、御社の現在の従業員数を教えてください。
従業員数ということですと、いまは38名です。1名だけパートがおりますが、それ以外は正社員として働いています。現場作業員としては30代が多いんですけど、全体の割合としては40代がほぼ大半をしめていますね。
ー採用活動はコンスタントに行われているんでしょうか?
そうですね。採用活動は毎年行っています。
ただ、建設業という職種は人気が高いとは言えないので、募集をかけても実際に採用へとつなげるのが難しいという現状はあります。
中途採用でも即戦力も求めていますので、新卒のスケジュールと合わせて、通年採用という形で中途の方も随時募集をかけている状態です。
ー採用の際に基準にしていることなどはあるんでしょうか?
専門の勉強をしているかどうかに関わらず、間口は広くさせていただいていると思います。
社員の成長があってこそ会社の成長に繋がると思うので、成長し続ける意欲のある方、業務だけでなく人としても成長できる方というのが一つの基準としてはあると思います。決して無理をしてほしいわけではなく、その人のスピードに合わせてスキルアップしてもらえるのが一番ですね。
ー働くうえで従業員の方に大事にしてもらいたいことはありますか?
スキルアップという話をしたんですが、弊社では社員の独立も応援しているというか、そういう姿勢で仕事に取り組んでもらうことを歓迎しています。なので、こういう人生を歩みたいという想いをもった社員については、退社ではなく「卒業」という言い方をしています。目標をもって働いてもらえるのであれば、どんな形であれ会社としてはポジティブに捉えていますね。
ーこれから就職や転職活動に向かうみなさんへお伝えいただけることがあればお願いします。
弊社は従業員数38名という中小企業なので、一人一人に目が届くということもあって社長はすごく人を大事にしてくれます。小さい変化もしっかり見ていてくれたりするので、そういう意味でも上司との距離が近くて意見も反映されやすいですし、チャレンジする人をすごく応援してくれる会社ではあると思います。
やったことはないけどどうしようかなと思っている方がいるのであれば、一度チャレンジしてみませんかということはお伝えしたいですね。
すぐ面接に行くのは不安という方にも、現場見学を事前に行なってここならやれるかなっていうイメージが湧くようにという事前準備の時間をとる取り組みも行っていますので、建設業はハードルが高いと考えずに、リラックスして一度のぞいてみてほしいなと思います。
ー坪川さん、ありがとうございました!
■転職経験者へのインタビュー|山崎光二さん(48歳)
ーよろしくお願いします。転職までの来歴を簡単に教えていただけますか?
高校を卒業してすぐ、石川県にある電器メーカーの工場に勤めました。2年ほどして、実は明和工業に一度入社しています。そこで10年ほど働いたんですが、一度退社して地元の大野で別な仕事に就きました。そこでは12年ほど働いて、そのあとまた弊社に戻ってきたような感じです。
ー現在はこちらでどんなお仕事をされているんでしょうか?
いまは工事部の購買を担当させていただいています。
協力業者との折衝や資材業者との単価交渉などが主な仕事ですね。
ー何度か転職を経験されていると思うのですが、転職しようと考えるタイミングはどんな状態のときなんでしょうか?
ちょっとぼやっとした感覚ではありますけど、やっぱり行き詰まった感覚になっているときですかね。仕事が面白くなくなってきたとか、もっと自分の好きなことの延長で仕事ができたらという感覚です。仕事が苦しいときって結構そういうことを考えがちじゃないですか。そこで自分のこれまでを振り返ってみて、(次の行動の方針を)いろいろ考えるという感じです。
ー転職すると決めたときはどのような心境でしたか?
私の場合は転職の理由も個人的なものだったので、誰かに頼るというよりは自分でなんとかしようとしている部分はありましたね。でもその分、ある意味ではその時間を楽しんでいるというか、自分のやりたいことをやっているという感覚が大きかったように思います。
ーこれから転職や就職活動に向かうみなさんに伝えたいことがあればお願いします。
ポジティブ思考というか、とりあえずやってみようという姿勢を持たれることが大切ではないかと思います。
やりたいことはそれぞれあると思うんですけど、そこにマッチする企業は多くないと思うんです。かといって1人で抱え込んでも前に進みませんから、いろんな経験を、目標に繋げるためのステップという考え方でいろんなことをやってみる。回り道かもしれないですけど、結果を見ればそれが最短になるんじゃないかなという気がしますね。
回り道をしている間に、自分の価値観も変わってくると思います。回り道というのは、自分の芯の部分をより太くするために必要な行程であるような気がするんです。
自分の信念に沿って、人の道を外れないのであればそれはそれで自分のためになる人格形成だというところにたどり着ければ、自分の人生としては面白いんじゃないかなと思います。正解はひとつではないはずですから。
ー山崎さん、ありがとうございました!
【応援企業情報】
明和工業株式会社
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